君の瞳は、まっすぐで、人を疑うことを知らない。
君の心は、純粋無垢で、この世のすべての汚さを知らない。
君の声は、透き通る程で、皆を和ませていること知らない。
そして君のそれらは、何にでも染まるようで染まらない。
真っ白でありながら、どんなものでも屈せず、白のままでいる。
だから、俺は逃げ出したんだ。愛してる君から、逃げたんだ。
笑って誤魔化した俺を許して下さい
(許されるはずもないないのに、何度も許しをこう俺は、臆病で汚い人間だ)
あんなに暑かった夏が終わり、程よく涼しくなったこの季節。
部活をやるには、この時期が一番、最適だとキッドは思いながら鉄馬に、綺麗なパスを出す。
そのパスを見事にキャッチをした鉄馬は、ボールを持ってフィールドを走りぬく。
「キッドさん」
「ん?練習中に、話しかけるなんて珍しいね。陸」
キッドを呼んだのは、後輩でもありワイルドガンマンズのルーキー甲斐谷陸である。
いつも真面目な彼が、部活中に話しかけるなんてほぼ皆無で、キッド自身驚いている。
「最近、セナの話しませんね」
ドキッ
一瞬、心臓が跳ねた
陸が何かしたわけではない。ただ陸が発した「セナ」という言葉に心臓が反応したのだ。
「キッドさん、どうしました?」
「…どうもないよ。さ、立ち話してたら、監督に怒られるよ」
「……そうですね。部活が終わったら、続き聞かせて下さいね」
逃がさない、とでも言うような発言にキッドはただ苦笑いを浮かべるしか出来なかった。
どうやって言い逃れようか。
彼は、とても勘がいい。幼馴染の彼女絡みだと余計にもっと鋭くなるのだ。
ある意味勘弁してほしものだと、キッドは気付かれないように小さく溜息を吐いた。
やはりどんな状況だって、ロクなことは起きやしねぇ。
(今さら悔やんだって、自業自得で当然の報いなのだから)
雲一つもない空にむかって、高らかにホイッスルが鳴った。
まるで、全ての物語が終わる合図かのようで、俺は泣きたくなった。
「ふーん?話す気は、まったくないんですね。」
「そんなに粘ったって、何にも出てきやしないよ」
にこやかに笑ってる陸だが、なんと言えないオーラがある。
困った。どう言い逃れしようか。
「粘ってやりますよ。セナが、倒れて入院した理由が分かるまで。」
その言葉に、俺は大きく動揺もせず聞く耳を立てた。
「貴方が、手放したセナは今、心も体もボロボロだ」
知っている。
知っていながら、俺は黙ってて見送ってくれた彼女に甘えた。
「なぁ、あんたは何がしたいんだ…!セナをあんな状態にして…!」
力強く睨みつける目尻から、涙が溢れている。
憎しみと悲しみ、そして彼女をどれだけ愛しているかを物語っている。
「許せとは言わないよ。ただ俺は、俺には…」
俺には、眩しすぎたんだ。
あの子の存在が。
こんな落ちぶれた俺でいいのかと。
家族の重荷に耐えきれずに、鉄馬を犠牲にしてまで、全てを捨て逃げだした俺でいいのかと。
「でもあの子は、微笑んでくれた。笑ってくれた」
そんな過去があっても、私を愛してくれた貴方が大好きなんですと、あの子は言ってくれた。
「なのに、俺は耐え切れなくなった。」
全てに。
どうか、どうか。
これだけは。
END
(途中で何が書きたくなったのか分からんくなって途中放棄←)
君の心は、純粋無垢で、この世のすべての汚さを知らない。
君の声は、透き通る程で、皆を和ませていること知らない。
そして君のそれらは、何にでも染まるようで染まらない。
真っ白でありながら、どんなものでも屈せず、白のままでいる。
だから、俺は逃げ出したんだ。愛してる君から、逃げたんだ。
笑って誤魔化した俺を許して下さい
(許されるはずもないないのに、何度も許しをこう俺は、臆病で汚い人間だ)
あんなに暑かった夏が終わり、程よく涼しくなったこの季節。
部活をやるには、この時期が一番、最適だとキッドは思いながら鉄馬に、綺麗なパスを出す。
そのパスを見事にキャッチをした鉄馬は、ボールを持ってフィールドを走りぬく。
「キッドさん」
「ん?練習中に、話しかけるなんて珍しいね。陸」
キッドを呼んだのは、後輩でもありワイルドガンマンズのルーキー甲斐谷陸である。
いつも真面目な彼が、部活中に話しかけるなんてほぼ皆無で、キッド自身驚いている。
「最近、セナの話しませんね」
ドキッ
一瞬、心臓が跳ねた
陸が何かしたわけではない。ただ陸が発した「セナ」という言葉に心臓が反応したのだ。
「キッドさん、どうしました?」
「…どうもないよ。さ、立ち話してたら、監督に怒られるよ」
「……そうですね。部活が終わったら、続き聞かせて下さいね」
逃がさない、とでも言うような発言にキッドはただ苦笑いを浮かべるしか出来なかった。
どうやって言い逃れようか。
彼は、とても勘がいい。幼馴染の彼女絡みだと余計にもっと鋭くなるのだ。
ある意味勘弁してほしものだと、キッドは気付かれないように小さく溜息を吐いた。
やはりどんな状況だって、ロクなことは起きやしねぇ。
(今さら悔やんだって、自業自得で当然の報いなのだから)
雲一つもない空にむかって、高らかにホイッスルが鳴った。
まるで、全ての物語が終わる合図かのようで、俺は泣きたくなった。
「ふーん?話す気は、まったくないんですね。」
「そんなに粘ったって、何にも出てきやしないよ」
にこやかに笑ってる陸だが、なんと言えないオーラがある。
困った。どう言い逃れしようか。
「粘ってやりますよ。セナが、倒れて入院した理由が分かるまで。」
その言葉に、俺は大きく動揺もせず聞く耳を立てた。
「貴方が、手放したセナは今、心も体もボロボロだ」
知っている。
知っていながら、俺は黙ってて見送ってくれた彼女に甘えた。
「なぁ、あんたは何がしたいんだ…!セナをあんな状態にして…!」
力強く睨みつける目尻から、涙が溢れている。
憎しみと悲しみ、そして彼女をどれだけ愛しているかを物語っている。
「許せとは言わないよ。ただ俺は、俺には…」
俺には、眩しすぎたんだ。
あの子の存在が。
こんな落ちぶれた俺でいいのかと。
家族の重荷に耐えきれずに、鉄馬を犠牲にしてまで、全てを捨て逃げだした俺でいいのかと。
「でもあの子は、微笑んでくれた。笑ってくれた」
そんな過去があっても、私を愛してくれた貴方が大好きなんですと、あの子は言ってくれた。
「なのに、俺は耐え切れなくなった。」
全てに。
どうか、どうか。
これだけは。
END
(途中で何が書きたくなったのか分からんくなって途中放棄←)
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