「ほんと乱太郎って可愛いなぁ」


ぽそりと呟いたのは、縁側に座っていたタカ丸だった。
そしてその言葉に反応したのは、その張本人である。


「……可愛いって、わたし、がですか??」
「うん」
「わたし男ですよ??」
「うん、知ってる」
「……」
(ありゃ??怒っちゃったかな?)


タカ丸の言葉に、乱太郎は一瞬キョトンとなるが、タカ丸を見つめて黙ってしまった。
その意味は、きっと男の子には嬉しくない言葉に、乱太郎は怒ったに違いない。


「っ////」
「!?」


カアァァ…!!
しかし、タカ丸が予想していたのと違う反応を示したのだ。
顔を茹でダコのように真っ赤にしたのだから。


「乱太郎おぉー!!!」
「ふにゃ!!?////」


ぎゅうぅー…!!
その反応があまりにも可愛く、タカ丸は思わず強く抱きしめた。
また乱太郎の顔が、これでもかというぐらいに、真っ赤になる。


「もう、可愛すぎでしょー!!!その照れた顔、反則だよ!!」
「ふええ??/////」
「もう、お嫁においでよ。乱太郎」
「えええ!??////」





ギュッとさせて!




その反則的な可愛さに。







*******
ナチュラルにセクハラしそうなタカ丸さん。
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